30年位前の年代物のゴアテックスシュラフカバーと最新のエスケーププロヴィヴィの保温性能の比較実験を去年の夏にしましたが、赤外線サーモグラフィで外観の温度変化を確認してみました。
左:ゴアテックスシュラフカバー 右:エスケーププロヴィヴィ
実験方法
・電気マットの温度設定を中にして、上半分をゴアテックスシュラフカバーの中へ、下半分をエスケーププロヴィヴィの中へ入れる。
・3分後と10分後に赤外線サーモグラフィで撮影して外観の温度変化を確認する。
3分後
ゴアテックスシュラフカバー
電気マットの熱がシュラフカバーの外へ放熱されているのが分かります。
エスケーププロヴィヴィ
放熱はシュラフカバーより少ないのが分かります。
エスケーププロヴィヴィはリフレクション加工されているので、体温の90%を反射保持する性能が有ると宣伝されており、赤外線サーモグラフィでもその効果を確認出来ました。
10分後
ゴアテックスシュラフカバー
3分後とほぼ同じで、外観の温度変化はほとんど無し。
エスケーププロヴィヴィ
放熱が大幅に増え、シュラフカバーより温度が高くなっている部分が増えています。
エスケーププロヴィヴィのリフレクション加工により、内部の温度が徐々に上がり、シュラフカバーよりも高くなった内部の熱が薄い断熱から放熱されてきたようです。
(内部の温度変化は以前の実験で確認していたので、今回は測定していません)
実際に中に入って体感比較もしてみると、エスケーププロヴィヴィは自分の体温で少しずつ温度が上がってくるのが実感でき、昔のシュラフカバーとは明らかな差を確認出来ました。
体温の90%を反射保持する宣伝に偽りは無いようです。
次は実際に車中泊や山でも使ってみたいと思います。
コメントをお書きください