富士登山競走の頂上コースに参加してきました。

 

台風6号の影響で天気は曇りですが、レース前にアップしていると雲の隙間から遥かかなたにゴールの富士山頂上が見えてきました。

 

予報では夕方からは雨が降りそうですが、山の天気はどうなるか予想が困難なので、五合目まで配送してくれる荷物には雨具の上下を入れ、身に付けて走るウエストポーチには防寒も兼ねたビニール袋を入れておきました。

 

アップを終えてスタート地点の富士吉田市役所へ戻ると、天候の悪化とランナーの安全を考慮してレースは五合目で打ち切りの放送が流れていました。

周りの人達は既に知っていて、驚いたのは私だけでした。

ほとんどの人が半袖と半ズボンで登るので、頂上で予想される悪天候を考えると仕方がありません。

 

今日の目標を五合目ゴールに切替て、Cブロック最前列付近の歩道で道路がランナーに開放されるのを待っていると、ヤマハのSさんとバッタリ。

受付のため前日半休する予定が、設備トラブルで仕事が終わったのがPM6時、受付に着いたのは締切り後の9時過ぎだったようですが、なんとか受付出来たそうです。

 

 

 

スタート前に選手全員で「エイエイオー」を5回やり、気分を盛り上げてAM7時スタートです。

 

今年は馬返しまでのロード区間を去年よりスピードアップし、馬返しからの狭い登山道では少しでも隙が有れば前の人を追い越す作戦です。

 

沢山の人が応援してくれる商店街を過ぎ、富士浅間神社の境内を抜けると中野茶屋(スタート地点から距離7.2K標高差340m)までは真っすぐに登る2車線の広い道路です。

両側に広がる樹海からは時々冷風を感じ走りやすくなりますが、傾斜は徐々にきつくなります。

馬返し手前の急坂も歩くことも無く走り続けて馬返し(スタート地点から距離10.8K標高差680m)に到着、ここでレース中唯一の写真を撮りました。

ロード区間が終り、ここからはいよいよ登山道です。

狭くなった登山道は時々渋滞しますが、周りのペースに合わせていたのではタイムは狙えないので、抜けるスペースを見つけては抜いて行きます。
狭いV字谷の様になった場所では1~2人しか通れないのでかなり渋滞していましたが、左側の斜面は滑らずに歩けそうな感じがしたので、氷の斜面をアイゼンを付けてトラバースするように歩くと転落することも無く通過、この場所だけで20人位抜くことが出来ました。 
最後の給水所になる3合目、そして4合目を通過し、ゴールの5合目が近くなってきました。

腕時計はしていましたがここまで一度もタイムは確認していません。全力で登ってきているので、タイムを確認しても仕方がありません。

最後の坂をダッシュすると、ゴールの計測時計が見えてきました。結果は2時間17分16秒、なんと去年と同タイムでした。

帰宅してからネットで速報タイムを確認すると、馬返しには去年より2分早く到着しましたが、登山道での渋滞で2分遅れたようです。

残念ながら2時間15分の関門時間に届きませんでしたが、力は出し切ったので悔いは無く、ハードでしたがまた来年も参加したくなる楽しいレースでした。

レース後は観光客で賑わう吉田口5合目へ向かいます。

五合目で受け取る荷物の保管場所へ行くと、連番に置かれているはずの荷物の中から私の番号の荷物が見つかりません。

係の人と暫く一緒に探すと、・・・やっと見つかりました!

 

五合目からは選手送迎バスで富士吉田市民会館へ移動し、食事引換券で富士吉田うどんと牛肉の串焼きを頂きました。うどんは今一でしたが、牛肉は疲れた体にはとても美味しかったです。

 

市民会館にはシャワーは無いので、鳴沢道の駅近くの「ゆらり」で汗を流して帰宅。

帰宅後にネットで記録証を発行しました。

スタートは2000番以降のCブロックからでしたが、総合順位は1446位なので全体の中位近くまでは追い上げることが出来たようです。