緊急事態宣言の効果

全国の感染者数グラフからは未だ感染拡大スピードが落ちてなく、緊急事態宣言の効果が無い様に見えてしまいます。

 

これはグラフの縦軸が等間隔の線形スケールになっているためで、線形スケールでは感染拡大スピード(増加率)は視覚的に分かりやすく表現されません。

 100→110と1000→1100と10000→11000と変化した場合の増加率はどれも10%ですが、線形スケールだと急カーブになってしまうためです。

 

グラフの縦軸を対数スケールにすると、増加率10%は等間隔になり感染拡大スピードが一定であることが分かります。

 

 

 

 

こちらの対数グラフではアメリカ、イタリア、フランス、ドイツ等の感染拡大スピードが徐々に落ちていることが分かります。

 

日本全体(水色)では感染スピードはゆっくりほぼ直線をキープしているので、緊急事態宣言の効果が無い様に見えますが、

 

 

緊急事態宣言が出された東京、大阪、神奈川、千葉、埼玉では早くも感染拡大スピードが落ちてきているのが分かります。

 

緊急事態宣言の効果が出ているようです。