リスクマネジメント

緊急事態宣言が解除され、過度な自粛を余儀なくされてきた社会生活も少しずつ動き出しました。

 

妻がよく利用していた浜松市の図書館も18日から一部サービスが再開されましたが、閲覧・貸出は25日以降にならないと出来ません。

しかし静岡県立中央図書館では、緊急事態宣言が解除される前の12日から閲覧・貸出も可能になっていました。

同じ公共の図書館なのにサービス再開に大きな違いが有るのは何故でしょうか?

 

今各業界で新型コロナ対応のガイドラインが公開されていて、公益社団法人日本図書館協会が作成したガイドラインも14日に公開されていました。

そこには、返却後の資料は一定期間保管・隔離したり、書架等で閲覧し た資料は直接書架に戻さず返却台に置く等、今までとはかなり異なる運用が求められ、各図書館でリスクを評価・判断して再開することが求められていました。

静岡県立中央図書館は、ガイドラインが公開される前に独自の判断でサービスを再開し、浜松市の図書館はガイドラインに縛られサービス再開が遅れているようです。

 

今まで経験したことが無い新型コロナに対してどちらが正解か分かりません。

でも、日本の感染者と死亡者数は欧米とは桁が違いますし、毎年のインフルエンザによる死亡者数より少ないのも事実です。

過度なリスクマネジメントも考え物かもしれません。