トレッドミルを時速12Kで1キロ走って計測された各種データを基に、アプリが総合評価した結果を時系列表示しました。
初日に指摘された着地安定性を改善するため、ヒールストライクをミッドフットに近づけるアプローチとして、骨盤の前傾と着地前の足の引き込みを意識することが有効であることが確認出来ました。
無理やりフォームを直すのではなく、余分な力を抜き自然な形でミッドフットに近づけれるように、トレーニングに生かしていきたいと思います。
左側から
・2021/01/11 測定初日のデータ
課題:着地安定性に問題が有ることが分かり、翌日以降は着地を重点にランニングフォームの改善にトライ。
・2021/01/15 ヒールストライクの改善は意識しないで、骨盤の前傾のみを意識。
効果:バランスの評価は最高点になった。少しミッドフット傾向になる。
課題:特になし
・2021/01/16 正しい方法ではないが無理やりフォアフットにすることを意識。
効果:無理やりフォアフットでも着地安定性は最高点になってしまった。スマートシューズの限界が見えた。
課題:着地音が大きなり、ふくらはぎが疲労。ケガになる可能性が高くこの方法はNG。
・2021/01/19 着地前の足の引き込みを意識
効果:骨盤の前傾を意識する以上にミッドフット傾向になる。
課題:特になし
・2021/01/yy
各種測定データ L/R
測定項目 |
20210111 初日 |
20210115 骨盤の前傾 |
20210116 無理やりフォアフット |
20210119 着地前の足の引き込み |
202101yy |
着地 | ヒール/ヒール | ヒール/ヒール | ミッド/ミッド | ヒール/ヒール | |
ストライド cm | 230/227 | 223/222 ※0 | 218/218 ※2 | 221/221 ※7 | |
ピッチ ppm | 173 | 173 | 176 ※3 | 175 ※8 | |
接地時間 S | 0.29/0.28 | 0.28/0.28 | 0.25/0.25 ※4 | 0.28/0.28 | |
ストライドの高さ cm | 40/39 | 40/39 | 44/42 ※5 | 40/39 | |
着地衝撃力 Kgf | 228/214 | 205/195 ※1 | 104/89 ※6 | 197/179 ※9 |
※0 少しミッドフット傾向になり、ストライドが短くなる
※1 少しミッドフット傾向になり、着地衝撃が減少
※2 ヒール着地でストライドを伸ばしていたのが、ミッドフットになりストライドが減少
※3 ストライドが減少した分をピッチ増加で定速12キロに対応
※4,5,6 ミッドフットの効果
※7 骨盤の前傾を意識する以上にストライドは短くなり、ミッドフットに近づけている
※8 ストライドが減少した分をピッチ増加で定速12キロに対応
※9 骨盤の前傾を意識する以上に着地衝撃は少なくなり、ミッドフットに近づけている
・スマートシューズの感想
今回レンタルしたスマートシューズ(ORPHE TRACK)は、かかとにセンサーを装着するのでクッション性能が犠牲になり、ランニングシューズとしての履き心地はかなり低く問題外です。
でも、ランニングの6データを簡単に見える化してくれ、フォーム改善をトライして直ぐに結果を確認することが出来る大変ありがたいツールです。
去年の年末にアシックスから発売されたスマートシューズ「EVORIDE ORPHE」では、センサーが小さくなり履き心地も改善されたようです。
走りながらリアルタイムでフォームの改善ポイントを音声で教えてくれるので、レンタルが可能になれば是非試してみたいと思います。
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のんびりのんこ (火曜日, 19 1月 2021 21:34)
細かなデータを基に自分のフォームを直していく方法はやはり、大野さんでなくては出来ない方法ですね‼️着実に、確実に、実践していく強い意志があればこそですね‼️なかなかできることではありません❗素晴らしい
大野 (水曜日, 20 1月 2021 09:23)
故障しないでランニングを楽しむためにも、エコノミーランニングは必要だと思っていましたが、スマートシューズがフォームを見直すきっかけになりました。
世の中には新しい便利なツールが沢山生まれています。シニア世代には頭の体操にもなるので、どんどん使っていきたいですね!
堀尾俊博 (木曜日, 21 1月 2021 11:49)
お疲れ様でした。
変化度合いがわかりやすくまとめてあり大変参考になりました。
頭で思っていたことが具体的数値となってより理解が進みました。
自分の思っているフォームと方向性が
一致していて大変嬉しかったです。
ジムで直接教えてくださいね。
大野 (木曜日, 21 1月 2021 14:14)
いろいろなランナーが目指しているフォームの共通点が、理想的なランニングフォームに近いかもしれませんね。
次は、自分が走っている姿を動画撮影し、AIが動画を分析してフォーム診断してくれるアプリをトライしてみます。